ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

『老化』とは? LGBT最大のリスク

お世話になっている83歳女性の自宅に。
ボランティア業界では重鎮の女性。

 

松の門かぶりをくぐると、庭に立派な梅、柚子。
「息子たちは
『木を切れば車が停められる』って。
でも植木屋さんが『もったいない』って」
たしかに郊外で広い庭なのに、
駐車場がないのは不便だろう。

 

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今回の家ではなく、「門かぶりの松」の参考。お洒落だが、車生活には不便

 

家も古い日本家屋。
玄関のたたき(土間)から廊下(上がり框)まで、
階段で言えば2、3段分の段差。
廊下から和室の敷居も3㎝近くある段差。
「これもね、息子は言うんですよ。
『段差は取ったほうがいい』
でもね、よく言うでしょ。
「家を直すと、慣れないから、かえって怪我する』」

夫が先立ち、1人暮らし。
息子はマンションを勧めるが、
それも
「80歳過ぎて生活変わるとボケるっていうでしょ」

これが老化で、
もっとも恐ろしい『認知力低下』

 

 

LGBTのことだから、
『見た目の衰え』の老化も嫌でしょう(笑
そんな見た目さえ、自分に都合よく解釈するのが認知力低下。
だらしない格好でも気にならない、
周囲に迷惑かけても、「自分が正しい」と認知。

彼女はボランティア業界に長く、良識もある。
たくさんの高齢者も見てきた。
そんな彼女でも、自分がその立場になると、
現実を受け入れず、
自分に都合いい解釈を並べ、
新しいことを拒む。
年寄りが頑固、偏屈になる典型です。

 

よく知ってる人なので私は言った。
息子さんが言う通りだと思います。
段差で転んだら、マンションではなく、
一生、病室のベッドですよ」
そこまでハッキリ言っても、
彼女の中の正論を並べる。

 

以前、飯塚被告のことを書いた。
池袋の上級国民による暴走事故。
現役時代はさぞ優秀だったろうが、
今は、あの状況でも
「私はブレーキ踏んだ。トヨタが悪い」
「また免許取りたい」
そんな発言をして、一般人がどう感じるか?
認知力が低下するとわからないのです。

lgbts-lifeplan.hatenablog.com

 


LGBTは1人で生きるので、
老後はまさにこのパターンになりやすい。
というか、
ずっと1人だと、若くても、
判断が我流→ 認知の偏り
になりやすい。

 

最後まで自分らしく生きるって、
大変ですよね。
と感じた今日でした。