LGBTと言う単語が一般化して久しい。
それ自体はありがたい話。
が、
ドラマでもドキュメンタリー番組でも
「古いステレオタイプだなぁ」当事者として思います。
その典型がカミングアウト。
カミングアウトが1つのゴール。
その後、華やかなLGBTライフが待ってる
とでも言わんばかり。
私はカミングアウトを否定しません。
勇気ある行動だし、理解者が増えるのは嬉しい。
周囲にLGBTをオープンに生きられる人は、
尊敬します。素直に羨ましい。
でも、そんなに甘い話ばかりではない。
私が話を聞かせてもらったカウンセリングで
カミングアウトに失敗して親子絶縁した人、
退学・退職した人は1人2人ではない。
私自身、ストレート女性にカミングアウトした時、
即答されたのが「平気よ、ホモとか気にしないから」
その後、会う度に
「○○のドラマみた?」とLGBTドラマや映画を紹介する。
あのぉ、あなたはストレート友人と会う度に、
恋愛映画を勧めるの?
なぜLGBT相手だと、わざわざ言うの?
SNSでドラマの記事を書くたびに、
「ああいう俳優さんがタイプなの?」
あのぉ、名前出す男、誰でもタイプって訳じゃ、、、
ある、かな笑
要はメンドクサっ。
その後、その女性の前で私は二度と、
LGBTや恋愛、性が関係するトークを辞めますた。
今日の主訴は、
カミングアウトを美化しすぎない方が良い、
ということ。
性や恋愛だけではなく、人生も、
LGBTは幼少の頃から、マジョリティと違う道を歩きます。
マジョリティとそっくりなのに、全然違います。
あなたがストレートなら、
あなたが道の違いを理解するのは無理です、絶対に。
わかった気にならないで、普通に接せられるように努力してください。
多少のNGワードを言ったって、LGBTは慣れてるので大丈夫です。
あなたがLGBTなら、
あなたを正しく理解するストレートは居ません。
気付いてますよね?
憧れるのも夢見るのも自由ですが、甘えてはいけません。
あなたのペースで、ゆっくり歩いてください。
あなたの望む世界は、この国には来きませんが、
あなたが生きられる環境は、作れます。
必要なら、声をかけてくださいね。