ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

ゲイのヤングケアラーの末路② ~利用される若いゲイ~

さらにN君に聞いた。
「でも彼氏とか欲しくないの?Hだって」
「出会い系入れれば遊べますから」
17歳のNくん、若いので需要は多い。
Hの後、それまで無縁だったファミレスで食事。
出会い系は、当時のNくんのトレンドだったようだ。

当時の私は、これ以上、カウンセリングを深められなかった。



6年後、23歳になったNくんと再会。
今は電車で1時間ほどの町、50代の彼氏と同棲2か月目。

「よく親元を離れられたね」
と言う私に
「出会い系で初対面で、そのまま居るんです。
親は早く帰って来いって」

詳しく話を聞いてみると、
 初対面でコクられて同棲。
 TVもエアコンもある家を自由に使える。

 洒落た店、ユニクロさえ躊躇してたのが、
 連れて行ってもらえる。
 他人なのに、優しくしてくれる。

N君にはどれも初体験。

「たまには親の顔を見た方がよい。家までの交通費あげるから」
と帰省を勧められたそうだ。
50代の寂しいゲイが、世間知らずの若者を簡単に捕まえ、
飽きたから体よく追い出されたようにも聞こえたが、
そこは私から言いませんでした。



ヤングケアラーは普通がわからないから「どうしてもらいたいか」もわからない




彼氏=一般人と生活したことで、
現状の自分に疑問を感じ始めたNくん。

Nくん、働くとしても学歴は中卒。
社会常識が乏しく、会話は小学生並みの浅さ。
求人広告を見ても、漢字も苦手、そもそもわからない。
コンビニの面接さえ、すぐに追い返される。

私はキャリア相談に乗った。
無料で資格所得できる介護職員を勧め、
ハローワークで諸手続きまで、何とか完了。

が、3週間ぶりに突然、彼氏から連絡。
「会いたい。今から迎えに行く」
おいおい、それって、N君を都合よく使うだけだろ。
と思ったが、、、元の木阿弥。

 

肉体目当てに人生をもてあそばれる話、
若いLGBTでも、ストレートでも、あるある話。

形は違うが、ヤングケアラーも同じ、
と言ったら怒られますか?
理解できない若い子を、その子の将来を考えず利用する。
Nくんの両親も、自称彼氏も、
結果としては似たようなもの。

 

若者の人生に携わるって難しいです。
特にLGBTは相談できる人が少ないから。
ヤングケアラーと同じです。
孤立しているとわかりにくいですが、必ず味方は居ます。
私で良ければいつでもメールください。