ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

映画「ロストケア」から見る、清く正しい日本の老後

我々LGBTの最大のリスク=介護。
あなた、気付かないフリしてませんか?

映画「ロストケア」を見ました。
殆どの映画館でロードショーが終了したので、ネタバレで書きますね。

 

 

大量殺人半vs検事。2人とも優しく正義感が強い

 

 

熱心な介護士松山ケンイチが、老人大量殺人犯という話。
高齢者の尊厳、介護疲れで疲弊した家族を守るために。

介護は善意、親に感謝しながら家族も老人も楽しく始まる。
が、少しずつ少しずつオカシクなる。
気付けば
介護離職、資金不足、社会から孤立、
底辺に落ちたら這い上がれない現状。

これに法律・正論を並べる検事:長澤まさみが対立。
自分の親も認知症だが、
高級な有料老人ホームで、手厚い老後を過ごす。

本作品が良いのは、
どちらか一方を[正/悪]にしない点
映画を見た人に結論を求める作りになっている。

 


LGBTのあなた、どうします?
老後、1人ですよね?
年金はストレート(夫婦2人)より圧倒的不利。
恵まれてるストレートも、専業主婦家庭は老後破産。

「ポックリ死ぬからイイ」「年とったら自殺するから」
そんな夢物語を言う人、まさかもう居ないですよね?
「行政は、政治は、、、」
話をすり替えて、また逃げましょうか笑

有料老人ホーム入るなら、
・人として最低レベルの扱い=3~5千万
・手厚いサービス=1億円
あなたが介護になる頃は、もっと高いでしょーね。

それが無理なら、
甥・姪、近所の人を犠牲にして嫌われて孤立、、、

 

 

海外では、
・救急車を呼ぶ
人工透析が保険適応 
なども年齢制限。北欧でもフツー。

羨ましい! 
「介護になったら、生かす努力しないで欲しい」
って、
圧倒的多数が思ってるのに、
圧倒的多数が反対する日本。

さすが清く正しい日本人、優しいですねぇ。
私のような意見、極悪なクズですねぇ。

はぁ、疲れる国(笑

 

…と言うのを考えさせられる映画です笑
LGBT映画ではないです)