ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

家族のせいで生活崩壊 ~③生活保護でも子供に負担~

堅実な人生設計をしたはずのYさん、
無保険だった義姉のがん治療を援助できず見殺し。
自責の念の中で、義母を介護。
Yさんの自己負担は予想以上で、義母を生活保護とした。

 

 

義母が介護施設に入り、見舞は毎週末→月2回程度に減った。
施設はさらに遠く、往復高速道路とガソリン代で月1万円程度。
昼・夕食も外食、トータルでは以前より出費増。
それでも、
平日週5で働く夫婦にとって、休日ができたことを喜んだ。

困ったのが、介護施設の請求書。
Yさんの負担、事前説明の4.5万円のではなく、実際は7万円。
タオル交換費、コンセント使用料など、細かな費用が上乗せ。
交通費を含め自己負担は約10万円
同居の義姉(他界済)に代わり払っていた6万円の仕送りよりも増えた。

しかし通常(親を扶養=親の面倒を子が見る)なら、自己負担は15万円以上
生活保護という裏技を使うことで、
「たった10万円の自己負担で済んだ」と言える。


余談ですが、データ上、
団塊の世代(現在73-74才)夫妻の一方が介護になると、
年金だけでは10〜15万円不足。

不足分は子供が、兄弟で折半となります。
あなたの親、大丈夫ですか?

 

施設生活が始まり、義母は毎晩、泣いて電話してきた。
「私の帰る場所(家)は、もうないのか」
妻(義母の実娘)は鬱になり、会社を休職。
最近も姉(Yさんの義姉)のがん治療を経済援助できず、
自分を殺人者と責め続けた矢先。

そうでなくても子供の受験で厳しいY家、
妻は休職=傷病手当は2/3、実際は1/2
(ボーナス・諸手当は対象外なので)

娘2人は受験時期。
子供の費用は奨学金学資ローンを中心として、
親子共々、10年以上借金を負うことになった。
個人年金など貯蓄はすべて解約。
マンション売却も検討しているそうだが、
これは私が止めた。

 

都市部で施設介護は月額18~20万円支出。一方、厚生年金でも平均月額13万円収入。

 

 

真面目なYさんは堅実で、しっかり人生設計。
娘2人も安心して育て、明るい老後のはずだった。
が、
『無保険の姉』『年金不足の親』の負担が突然のしかかった。
家族の影響ですべての歯車が狂った例。

LGBT「どうせ1人だし」と無保険も多い。
年金は夫婦2人分でも少ないのに、LGBTは基本1人分のみ。
あなたが身内を苦しめます。

最後まで自立して生きるんなら、LGBTだからこそ、
シッカリした人生設計を!