堅実な人生設計したのに、家族の影響で人生が狂った
Yさんの事例の後編。
Yさん(バイ、41才。中堅企業で年収750万円。妻、娘2人の4人生活)
30代で住宅ローンは60才終了、保険も手厚く堅実。
妻も就業し老後も安泰なハズだった。
「独身、高所得だから」と無保険だった義姉(妻の姉)、
子宮がんで他界。
これをきっかけに義母に6万円/月の仕送り&毎週末の介護帰省が必要になった。
(車で片道2時間。家の掃除・洗濯・食事のまとめ作り)
義母はYさん扶養にせず、生活保護申請。
Yさんは片道2hの週末介護は続くが、6万円/月の仕送りは不要になった。
その直後、義母が脳卒中、介護付きの病院に入院した。
入院から2か月目、義母の住む自治体から連絡があった。
「義母様の家賃、もう払えません。退院できないですよね。
このまま介護の専用施設に移ったら?Yさんの負担は月4.5万円です」
『高齢者が生活保護申請で、家賃・介護・医療費無料』
が最近まで普通だった。
老人が増えた今、生活保護の介護も全額自治体負担は減り始め、
家族の負担を求められるようになった。
安価な4.5万円なら、とYさんは即答OKした。
義母は終身型の介護施設に入居。家に帰ることはない。
家があれば水道・電気の固定費もかかり、掃除も片道2時間。
家(賃貸)の解約をした。
義母が介護施設に入り、これでYさんの介護通いも減った。
とは言え、子が教育費ピークのYさんにとって、
毎月4.5万円支出は、とても厳しい。
「毎月5~10万円前後の負担して」
あなたが突然言われたら、どうします?
「毎月10万?!、3万だって無理」
と言いたいでしょうが、
今の高齢者は、それがフツー。
続きます。