今日紹介するのは、LGBT/ストレート問わず今、急増中のパターン。
LGBTは特に多いパターン。
Yさん(41才。中堅企業で年収750万円。妻、娘2人の4人生活)
月額2万円の保険(医療保障、がん保険、個人年金)保有。
住宅ローンは32~60才完済予定など、とても堅実。
妻も扶養にせず就業なので、老後も安心な人生設計。
手厳しい私から見ても、シッカリ者と思えた。
そんなYさんと、数年ぶりに会ったのは2年前。
「妻の母と姉(Yさんから見ると義母、義姉)の話。
義姉が子宮がん(ステージⅡ)になっちゃって」
(義父は他界済。義母・義姉の二人暮らし)
義姉は独身39才。
「子供も居ないし、若いし」と保険は県民共済のみ。
「義姉、会社を退職したんです。『高額療養費があるから』って。
まだ貯金で払えてるみたいですが、続くはずがない。
義姉が義母に入れてた生活費6万円も、ウチが払うことになって、、、
それだけでもキツイのに、義姉の治療費もウチに来そう」
Yさんの娘2人は翌年、翌々年と続けて受験。
夫婦二人が正社員でも、決して楽ではない。
お金だけではなく、
義姉の見舞・洗濯物の回収、義母の1週間分の食事作りや掃除で
毎週末、妻の実家(車で片道2h)の家事。
他にも、月に一度は義姉・義母の手続き関連で1日程度は有休。
それから1年(今から1年前)、Yさんに会った。
「義姉は治療費が無いから治療を諦め、、、他界しました。
私たち、経済援助はできず、見殺しにしたんです」
義姉は享年40歳。早すぎる。
残酷な言い方だが、
義姉が治療を諦めなければ、Yさん一家が犠牲になっていた。
多くの人、特にLGBT、
高額療養費で現実逃避、無保険も多いのでは。
「私が義姉の立場なら、治療を止めて殺してもらう」
と言う人も多い。
そう思ってる人のほとんどは、
死を目前にすれば、生に執着、
家族を犠牲にしてると気付けず、死ねません。
堅実な人生設計したはずのYさん、
家族のせいで人生の歯車が狂うのは、これで終わらなかった。
続きます。