ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

LGBTのがん治療④ 家族の治療費はLGBTが支払う?〜前編〜

LGBTは、こんな落とし穴も多い。

 

Eさん:42才。L(レズビアン
健康、堅実。貯金、保険などシッカリ。

Sさん:Eさんの実兄、45才。
SWさん:Sさんの妻、40歳(夫の扶養、パート)、
長男14才。

 

数年ぶりの兄Sさんから電話、
S「がんになっちゃったよ。
お金、借りれないか?」

抗がん剤治療の副作用がキツイ。
会社を休む(傷病手当)補填だそうだ。

E「40才過ぎて、保険も入ってないの?」
とっさに口を出た。

 

Eさんは翌週、半休を取り銀行へ。
外貨預金を解約、円転。
250万円を持って、Sのマンションへ。

Sの妻:SWは
「私がもう少し働けばいいんだけど。
 家事が忙しいし、

 中学卒業するまでは家に居るのが母の愛。
 そろそろ正職を探さなきゃねー」

Eさんは思ったが、言わなかった。
忙しいって、どこが?」
「ただ家に居れば愛?
 真面目に必死に生きてる
 共稼ぎや片親を否定するの?」
 「10年以上、遊んでた(パートのみ)女を、
 正社員で雇う訳ない」

女性が1人で生きる。
男性には想像つかないほど不利。
さらにEさんは社会的に不利なLGBT

SWはすべてが有利、簡単に頑張れるのに、
この状況で未だ甘えるSW、Eさんは許せなかった。

「こういう女がいるから、
女はいつまでもバカにされるんだ」

 

 

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配偶者控除を見直す(=なくす)べきか?』の質問。
配偶者控除が男性優位社会を作る、という意見は昔から根強い。

 

 

半年後、兄Sより入電。
すまなそうに、2度目の借金依頼。


続きます。

 

LGBTはお気楽なお1人様』
と見られ、
親の介護、兄弟の世話を
押し付けられやすい。

本当は、
LGBTが一番社会保障が弱いのに。