ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

LGBTから見た差別① 〜途上国差別と男女差別〜

途上国支援のボランティア、
携わって20年近く。
一番難しいのは援助慣れ
援助(=物を与えられる)に慣れると、
それが当たり前になる。

荒地を開拓、水を引き、畑を作り、
大変な苦労が数年、やっと収穫!
そこに、某国がモノをくれる。
すると農民は、畑を捨てる。
隣村より豊かなら、物資は来なくなるから。

あなたは思ったでしょう。
「そんなのオカシイ。
自分の力で作る方がイイ」

なぜ?
あなたはなぜ、そう思ったのですか?

自立しないのはカッコ悪いから?
ソレが道徳だから?
お金で支配されてゆくから?

 

 

 

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『現地の人で、現地の資材で、現地の生活を高めるグループ作り』ができるリーダー育成、
が私のボランティア。政府と対等に会話可能となった。赤い食品:マリタは私の大好物

 
与える側=先進国は、物を与えて恩を売る。
途上国は貧乏なまま、先進国の言いなり。
見返りの天然資源は先進国が搾取。
天然資源のない国は、援助も入りません

しかし昨今のコロナ禍。
途上国支援は縮小傾向。
グラスルーツ(末端の人)から見れば、
自分の覗い知れぬ風向きに、自分の人生を託す。

 

「先進国はヒドイ」
と思うかもしれませんが、
英語・フランス語・スペイン語は、
そしてキリスト教は、
こうして世界に広まった。

 

 

前々回の記事、
[そろそろ男女平等をちゃんと語りませんか?]
良くも悪くも、反響は大きかった。
 

lgbts-lifeplan.hatenablog.com

 

 

『男女差別』を『途上国差別』に置き換えてみる。
極端な例を出すと、物事はシンプルに見えてきます。

例えば配偶者控除
労働・納税という国民三大義務の2つを違反、
見返りに、男に依存せざるを得なくなる。

ほら、途上国差別に似てるでしょ?
あなたなら、どう考えますか?

 

それにしても、
配偶者控除など、女性を優遇した制度の数々、
LGBTから見れば羨ましー。
誰かに守られながら自立できるなんて。 

次回は『LGBT差別』。