中国はどうやって急成長できたのか?
金融プロとして、わかりやすく書きますね。
2000年頃。
世界を圧倒的に凌駕していたのは
・家電、スマホ、自動車、、、身近な工業品は日本
・クラウド、ビックデータなど、最新技術はアメリカ
当時の中国、世界の常識は
「中国は眠れる獅子、いや眠れる豚だ」
人口が10億人超=お客様が10億人超。
世界の下請け工場として、市民が収入GET、
経済界が中国に注目し始めた。
アメリカはデータセンター、
日本は新幹線を中国に売り込んだ。
中国は最新技術を輸入する場合、その設計書の提出がルール。
なので
例えば新幹線、
日立製作所は設計書・運用マニュアルを中国に提出。
ら、
中国は急遽、日立からの新幹線購入を中断。
新幹線そっくりの高速鉄道を作り、
中国オリジナル技術として世界に売込み。
今では日本の新幹線の最大ライバルは中国。
データセンタも同様。
こうして中国は世界中のトップ手法を手に入れた。
しかし当時の中国、
トップ手法をゲットしても、実践する技術力は無かった。
中国高速鉄道の開業直後2011年、死者40人の大事故。
その直後、事故車両を埋める、と言う暴挙(笑
さすがです!
そんな低い技術力を、どう高めたのか?
2008年、リーマンショック。
日本はその煽りで超円高、1ドル70円台まで。
輸出=製造業で儲けてる日本、
海外(お客様)から見れば超・値上。
日本企業ピンチ!
日本の製造業は、大規模リストラ。
家電部門を売り払い、技術者を大量クビ切り。
家電部門を買ったのが、
・シャープ → 台湾・鴻海精密工業。
・東芝(白物家電) → 中国・美的集団。
・サンヨー(一部のみ) → 中国・ハイアール
首切りされた技術者は韓国、中国、台湾企業が受け入れた。
サムスン、LGなどの求人は、
日本在職時の年収2、3倍、年収1億円も!
こうして世界トップの技術は、韓国、台湾、中国に移った。
「中国、韓国、何か嫌だなぁ」
本音で思う人は多いでしょう。
1980-1990年頃、日本が世界一になった時も同じ。
アメリカで日本バッシングが起こり、
日の丸を焼かれ、日本製品不買運動が起きた。
これは繰り返し。
20年後、世界の頂点は中国からインド。
インドネシア、ブラジルは、
たぶんあなたが生きてる間に、日本を抜きます。
主役が替わり続けるのは、どんな世界も同じ。
肝心なのは、それを見極め、その中でも生き続けること。
次回は、今後の中国について。