数年前、平日のおだやかな午後。
横浜の高級住宅街に住む友人宅に車で行った時。
閑静な住宅街が大渋滞。
原因は友人マンションの隣・幼稚園のお迎え。
2台が余裕で行き交える道路の、
一方がお迎えの違法駐車。
もう一方が、駐車場に入りきれない車の渋滞。
この時間は『開かずの道路』と有名らしい(笑
友人マンションを目の前に、私も30分まったく動けず。
ようやく幼稚園を通過すると、
マンション前では、お母さん達が井戸端会議に花開く。
その子どもたちは道路で、電柱で、建物の影で走り回ってる。
運転怖ぃー。
彼女たちから偶然聞こえてきたのは、翌日の選挙の話。
「誰に入れても結局変わらないし。忙しいし」
「私はいつも投票しないの。『投票しない』って声よ」
マンションの友人宅では、
窓を締め切れば、子供の声は気にならない。
窓を開けたら、、、結構ニギヤカ。
「毎日だと気にならないよ。
でも体調が悪い日、仕事の電話をする時はキツイね。
アナウンスの声、お遊戯の音楽とかね。
静かに寝たいけど、窓を開けられない」
『保育園落ちた、日本死ね』
『市川市で保育園反対運動』
正直に言います。
待機児童問題の解決は、切に願いますが、
うちの近所に保育園を作って欲しくないなー。
「ワガママ」と言われそうですが。
他にも解決して欲しい問題はたくさんある。
待機児童が3~6万人、
介護難民の数はその10倍、
同性婚、相続、家族としての決定権など
LGBTsの権利を望む声は、さらにその10倍。
LGBTsってけっこうな多数なのに、ほとんど取り上げられていない。
LGBTsってやっぱり不条理だね。
さみしい~。
「恋愛の話ができない」
「子供、教育、結婚式、相手の親、、、周囲と話が合わない」
「共同名義で部屋を借りられない」
「パートナーの病室に入れてもらえなかった」
その度に日本が死んでたら、、、(笑
そう考えると、待機児童問題は、まだカンタンなはずだ。
社会のムーブメントでもあるし、必要性も語られている。
圧倒的多数の若い世代がちゃんと選挙に行って、
送迎でも、園内アナウンスでも、周囲と協調できれば、
・・・具体的な解決策があるのだ。
待機児童の当事者には怒られそうだが、
LGBTsとして言えば、なんだか贅沢な悩みにも思える。