ビッグモーター事件。
マスコミからすると、
センセーショナルで数字が取れるネタだが、
相手が大き過ぎて触れにくい。
そんなマスコミが書けない話で損保会社の闇を。
2) 損保会社のブラック
損保会社にとってビッグモーターは代理店&提携修理工場。
■代理店
損保会社から見れば、代理店は
保険契約をとってくれる有難い仲介役。
契約が多いとインセンティブ上乗せなど優遇される。
この点で、中古車販売大手のビッグモーター、
損保会社から見れば超上客。特別待遇だったでしょう。
■提携先修理工場
例えばあなたが交通事故を起こした、
警察、損保会社に電話しますね。
損保会社は事故現場近くの提携修理工場を案内。
そう、修理工場から見ると、損保会社は仕事の元締。
損保会社は修理工場に上から目線。
「オタクの修理工場、修理額を増やしてくれないと
案件(事故車)紹介減らすよー」
は、損保会社・修理工場のあるある。
修理工場→損保会社に支払う紹介料さえ、
損保会社が自由に決められます。
修理が安いと、お客様は保険を使わない(自分で払う)。
損保会社としては修理費を高くすれば二重で儲かる。
修理費用が高額=損保会社へのリベート増
保険を使う=保険料(等級)UP=儲かる
修理費が増えると損保会社が支払う保険金が増えるが、
日本全体の保険料が上がるだけ。損保会社に痛みはない。
だから自動車保険・火災保険・地震保険など、損保会社の値上げは数社一斉。
ちなみに生命保険会社の値上げは、保険会社ごと。一斉は無い。
ビックモーターに37人出向していて「本件を知らなかった」は
さすがに国交省・金融庁も鵜呑みにできない。
が、
損保会社・修理工場の関係に、
厳しく断罪すれば、自分たち(国交省役人)の天下り先が減る。
どこまで処分を下すか、今模索してるハズ。
もちろん、ビックモーターはトカゲの尻尾、守る筈がない。
今回の事件、ビックモーター1社の事件だけではなく、
損保会社と言う巨大産業全体の闇なのです。
マスコミもその状況がわかっていても、言えない。
無難に、街路樹が枯れた件を取り上げてるわけです。
ちなみに除草剤、
土の表面だけの毒、草は殺せます。
木のように根が深いと効果ありません笑