前回の続き。
Tさん(34歳、ストレート、妻子あり)が
複数のFPに相談、保険設計・住宅購入直後に
脳卒中で半身不随。
なのに、団信(住宅ローンの保険)は使えず住宅売却、
しかし支出はほぼ変わらず。
Tさんの勤務先、傷病手当は出たが、収入は実質半減。
※プロの解説-3、↓参照
妻は高所得な水商売を始めたが、夫の傷病手当・不足分がやっと。
そしてTさん、会社からの遠回しの退職勧告。
Tさんは起きるのも辛いのに、月に1,2度は人事部に出社命令。
「不当請求ではないかの確認、出社できなければ解雇」
「1年半したら通常勤務に戻ってもらう」
通常勤務できるわけもなく、
1年半後=傷病手当終了=Tさん自主退職。
同じ頃、Tさん妻の水商売が、親にバレた。
同情していた妻の親も、水商売と聞き激怒。
Tさん妻も生活に疲れ、これから訪れるTさん無職を危惧、離婚を決めた。
Tさんはさらに家、妻子、仕事を失った。
※プロの解説-4、↓参照
Tさんは自己破産し住宅ローン免除、医療費も無料になった。
申請から1年半、やっと支給開始された障害年金&生活保護。
床がきしむ6畳のアパートで、毎日TVを見るだけの人生。
Tさんは底抜けに明るい人、ここまでの経緯を笑いながら話してくれた。
それでも年に1,2度連絡が来る「もう、いいっか(死のうか)」と。
「傷病手当が2/3出るから安心」
と言う人が居ます。
保険を
・貯蓄型の保険
・会社に来るオバちゃんから加入
・街中の乗合代理店(20種類前後の保険取扱)で加入
が多い。
※プロの解説-5、↓参照
ハッキリ言います。
わからないからって、現実逃避はダメ。
わからない説明する営業マンを選ぶ、あなたが悪い。
ストレートでも、保険はTさんのような結果。
LGBTという、マイノリティな人生に合わせた保険を持つ人はほぼいない。
一人で生きたいなら、最後までプライドを持ちたいなら、
ちゃんと人生設計しましょう。
プロの解説-3
傷病手当=働けない状況、通常18か月、給与の2/3支給。
ボーナス・諸手当は傷病手当の対象外なので、実質収入は1/2。
毎月給与の1/2余る人でもない限り、その分は不足。
プロの解説-4
今は高齢者も年金不足、退職金減。リスク時の親の肩代わりは大幅減。
プロの解説-5
・貯蓄系保険は[保障+貯蓄]を購入するだけ、割高で保険機能は通常低い。
・保険業界にオバちゃんが多いのは、社会経験低でも採用するから。
会社に来る保険外交員は知識でとくに注意。
・乗合代理店店員は普通、各保険会社で失敗した人を中心に採用。
保険業界では「流れ落ちた先」と揶揄。