ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

半身不随で障害者に・前編 ~FPを信じて転落~

私、国家資格を持ったカウンセラーでもあります。
今回の相談者はストレートTさん。
金融プロのアドバイスを聞いたのに人生転落、
実はこのパターン、今、増加中

 

 

Tさんが結婚、出産が続き、課長職になり収入UP、
まさに人生HAPPYの連続(34歳:8年前の当時)。
この機会に住宅購入を検討、
不動産屋が薦めてくれたFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談。
「生命保険を止めれば払戻金が200万円、毎月の固定費も1.5万円減。
最近の団信(住宅ローンを肩代わりする保険)は
死亡だけではなく、がんや三大疾病でも住宅ローン免除。
最悪の場合は住宅を売れば、生命保険より大きな保険になる」

同じことを銀行の住宅ローン担当者も。Tさんは安心した。
  ※プロの解説-1、↓参照

 

Tさんは元高校球児、今でも運動好きの細マッチョ。
仕事帰りに居酒屋→ラーメン屋に行っても、健康診断はALL◎。
同年代では圧倒的に健康なTさん、いったん保険を解約、
「5年もすれば妻もパートに出る。それから保険でも遅くないだろう」
保険を解約し、6千万円の住宅を購入。

 

キャリア・イベントが少ないLGBT、人生設計するきっかけが少ない

 

 

その半年後、Tさんは脳卒中で倒れ半身麻痺、身体障害2級に。
Tさん、団信請求。
「団信の支払対象ではありません」
加入時に相談したFPも、銀行担当者も、当初は戸惑い動揺、
明らかに誤案内が伝わったが、上司がフォロー
「約款にも書かれてます。説明を受けたサインもしてます」
  ※プロの解説-2、↓参照

 

Tさん、赤字覚悟で住宅売却
 売却前:住宅ローン=14万/月 + 16万円(ボーナス月)
 売却後:17万円/月(ボーナス払¥0)
   =ローン残債5万円 + アパート家賃7万円
    + 医療費5万円(高額療養費で割引後)

以前の支出とほぼ変わらず。


続きます。

 

プロの解説-1
不動産屋所属のFPは、不動産を買わせるためのFP。
銀行員で保険、団信をちゃんと説明できる人は稀有。
ちなみにFP資格、どんな素人でも2週間勉強すれば合格すると言われている。

プロの解説-2
説明済サインには意味がなく、強く出れば顧客(Tさん)が勝てる。
また、団信も含めた保険、1社だけ美味しいものは無い。
安ければ、それなりの保障内容。特例はない。