ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

LGBTとお金 ~よくある転落パターン / 後編~

ストレートの夫妻。
 夫:44歳、特殊な技術を持つ大工さん。
 妻:39才、扶養(パート)
 長男:中学生、障害有り。
 長女:小学生、兄との年齢差は8歳。

 

約8年前に、私が初めて会った頃は高所得。
その後、収入激減、追い打ちのコロナ。
保険ショップの言いなりになり、保険を変更。

 

 

私は悩みましたが、敢えて厳しく言いました。
「これなら、県民共済の方がまだマシ

その場でFP(ファイナンシャルプランニング)。
保険の見直しより先に
 住宅ローン借換で2万円、
 携帯を格安SIMにすれば1.5万円、
 ネット、電話、電気会社など変更0.5~1万円。
計4万円以上の節約を提案。

 

こういう大きな節約、
高所得者まず最初。
住宅ローン・携帯会社の変更は、
生活が何も変わらないから。

一般所得者:まず最初は『楽な手続き』。
電話一本で保険解約、

貯金/保障の減少、大きな損失を被る。

 

 

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LGBTはイベントごとが少ないので、人生設計がアバウトになりやすい傾向

 

LGBTとお金」シリーズでこれを書いたのは、
LGBTにこのパターン、とてもとても多い。
    
景気の良い時を前提に人生設計し、
金融など面倒な知識は避ける。
気持ちはわかりますけどね。。。

 

この日、私は保険営業せず、
住宅ローンの簡単な組み換え方法、
この家に合った格安SIM選び、
それぞれの、いちばん簡単な手順を案内。
あんまり聞いてなかった気がするけど。。。

虚しいですね、
「妻に良い思いさせたい」って、
高い家買って、専業主婦にしてあげた、
夫の心意気、
私が必死に、お得な方法を伝えても、
「なんとなく難しそう」と偏見が優先。

 

金融やFPはプロでも難しいのに、
素人判断で僅かな知識で、わかった気になれば
後で必ずしわ寄せが来る。

LGBTは、本音を言うのが下手。
他人に頼らず、自分で考える癖がついてる。
だからこういう大きいところでは
失敗しやすい。

 

あなたはどうですか?

LGBTとしての問題を先送りせず、
自分らしく生きる準備を!