ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

日本でフツーの人生を過ごすと① ~誰もが貧乏に統一~

先に言っておきます。
現代人は向上心を持たず、妥協するお利口さんが多い。
特にLGBTは将来が見えないので、
「自分が犠牲になって解決」を選ぶ傾向が強い。
「それはやべ~よ」が今回の主訴。

 

「日本人の年収、30年変わっていない」
私も書いてきたし、世の中でも言われてます。
正確に言うと、それは間違い。
かなりビンボーになってます。
今回はそんな話を。

 

 

何度も私のブログに登場する日本人の世帯年収
2000年と2022年を比較してみましょう。

 

↑2000年の年収分布。平均所得以下(100~600万)はほぼ横ばい

 

↑2022年の年収分布。200万円台が明確な頂点。

 

 

なにが変わりましたか?

 

平均の世帯年収、中央値
2022年:545万円、423万円
2000年:626万円、506万円
=20年前の方が、日本人金持ち。


平均年収と中央値の差があるってことは、
ごく一部の金持ちが引っ張り上げた数値ってこと。
日本人の二極化が、よくわかる図。

その差の割合(平均値÷中央値)
2000年:80.8%
2022年:77.6%
=二極化(金持ちvs低所得)が縮まってきた

おぉ、いい事じゃないか。みんな平等!
と言いたいが、

年収1000~1100万、年収2000万以上の人
2000年:3.8%、2.0%
2022年:3.1%、1.4%
=金持ちが減ってきた

全世帯の50%が
2000年:500万円以下
2022年:400万円以下
=低所得が増えた

 

こーんなに物価が上がったのに、
世帯年収約80万円減、どういうこと?
要は、
日本中、貧乏に統一されつつある、ってこと。

 

20年前はまだ専業主婦(夫)が約半数。
世帯年収1000万なら、夫(妻)1人で稼いでいた。

今は、同じ世帯年収1000万でも、庶民~やや金持ちの二人合計額。
いわゆるパワーカップル

これが世界の普通、
と言うか、
先進国の平均年収は日本x1.5倍。
それが2人分だから、世帯年収1500万超はザラ。

 

「またしてもLGBTには不利な話」
とお嘆きのLGBTのあなた、
「どうせ子育てしないし、年収多くなくても生きられるし」
というGのあなた、
「いつも女は損。一人で生きるなんてもっと損」
というLのあなた、
文句を言って、足を止めてる場合ではありません。
もっと上を目指さないと、大変なことになります。