20年くらい前、私がバックパッカー初心者の頃。
カンボジア宿でカナダ人女性と会話。
当時のカンボジア、
オシャレなカフェで普通にガンジャ(大麻)販売、
売春宿は1回4ドル。
そんな中を1人旅する金髪美女。
開口一番私は聞いた。
「一人旅、平気なの?」
「せっかくの旅行でも、自分の好きな明るい服は着れない。
昼間のトイレさえスタンガンを離したことはない」
「そんなに不便でも、旅をするの?」
「カナダでも同じよ。リスク対策は自己責任。
途上国では少し強めなだけ。日本は平和だからね」
シニカルに言われた。
平和ボケ日本は世界的に有名。電車で眠れて、
町中に自販機があって、24h店を学生バイトが店番できる。
私はかつて、治安の悪い国に住んでいた。
JICA職員が行きたくない国ワースト3の常連国。
・通りを歩く時は1分に1,2回は後ろを振り返る。
・徒歩外出は16時まで。
・町中でカメラ、スマホは見せない。
・ベッドの枕元には拡声器(非常ベル)。
それでも一度、強盗にあった。
日曜の朝、治安が良い高級住宅街で。
自分の家の床下で物音がしたこともあった。
板1枚下に数名の強盗。。。
ホントに怖いし、腹立つし、金かかる。
その国の人に迷惑掛けないために、
私が自由に生きるために、
リスク対策は必要経費。
この発想、LGBTはよくわかるハズ。
幼い頃から、自分を守る術を身につける。
我慢もするし、嘘もつく。
やりたいこともできないし、社会保障でも経済面でも不利。
私はまだGなのでマシだが、
L・Tはもっと我慢してるだろう。
新宿駅でのアナウンスはJRが謝罪した。
報じるマスコミも、JRに辛辣。
権利の主張が行き過ぎている日本、仕方ないしそれが正解。
こうして混雑車両に女性が増え、
だから痴漢が増え、被害女性は増える。
JRはもう何もできなくなった。
ゲイの私からすれば、
24hジムに深夜1人の女性会員、
新宿駅のアナウンスを不快に思う声、
気持ちはわかるが、、、複雑な思いで見てしまう。