ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

医療ミスを受けたLGBT・前編:隠ぺいする病院

今年起きた、実話です。LGBTには怖い話。

 

イカップル(同棲)
Tさん:40代半ば、自営業(東京の自宅で商売)
Sさん:30代後半、フリーター(地方出身、血縁は80代叔父のみ)


Tさん宅でSさんが軽い下血(お尻から血)。
救急車で近くの有名大学病院で緊急手術。
大腸の腫瘍を取り退院。

Tさん宅に帰ったSさん、その夜に大量下血。
全身の血液の約2/3と言うから致死量。
救急車内で心停止。

救急隊員「患者との関係は?」
Tさん  「・・・(口ごもって)知人です」
救急隊員「親戚は?家族は?」
Tさん  「いないんです。この子、天涯孤独で」
これがイケナイ!

 

同じ病院で数時間に及ぶ大手術。
Tさんは外で待つが、赤の他人なので何も教えてもらえず。

心停止から回復。
前日の手術の1か所縫合忘れが原因。
手術後、数日間のICU
生死をさまよったが、後遺症もなく回復。

Tさんがこれらを知ったのは数日後、
Sさんが一般病棟に移った後、SさんからのLINEで。
その数日間、Tさんは「心停止から戻ったのか?」
さえ知る由もない。

 

 

有名大学病院程、隠蔽は多い

 

Sさんの意識が戻っても大部屋。
医療ミスを認めれば、普通は個室。
病院が誤魔化そうとしたんだろう

容体が落ち着き、医療ミスした医師から
Sさんに手術や治療の説明。
目を合わせず、専門用語でまくしたてる説明。
はじめ大人しく聞いていたSさんも途中から
S「手術の当日夜に大量下血って、縫い忘れでしょ?
 あなたのミスじゃないの?」
Dr「これは、よくあることで。。。」

病院からすれば、
医療ミスの証拠はない。
Sさんには医療系の知識はない。
まして、身内は居ない。

見てたのは『多分、ゲイパートナー』と言う他人

 

さらに1週間後、体力回復し退院する頃。
医師から
「組織検査の結果、初期の大腸がんでした」
Sさん絶望。
放心状態で退院。