ゲイの金融コンサルタントのぶっちゃけ日記

LGBTの社会保障。あまり語られてこなかった分野を、日本TOPレベルの金融コンサルタント&カウンセラーとして紹介します。 と言っても、好き勝手な人生を歩む中年オヤジなので、ゆる~く・のんびり・正直に書きます。

日本の借金が多い、なぜイケナイの? 前編

日本の借金総額:1240兆円。
あなたも1千万円の借金している状態。

コレを書くと、
「日本の借金は国債(半分は国が保有)だから大丈夫」
と言ってた人、以前は時々いた(過去形)。
社会人の基礎知識として一応、書きますね。

 

 

2023.1月現在。日本の金利だけがマイナス、異常なのがわかる

 


先進国は軒並み、政策金利2~4%、
日本だけが、未だマイナス金利
(2022.12、事実上の利上したのは長期金利
日本だけが利上(「円安を止めたい」「経済対策したい」)できない。
この理由を2編に分け、5つの点で説明します。

 

 

①利息があるから

仮に
金利を1%にしたら、利息12兆円増。
実に国家予算の11%分の財源が、新たに必要。
ちなみに12兆円は、法人税額とほぼ同じ。
日本企業が苦労して収めた法人税、消えます。

ユーロ並の2.5%なら、利息30兆円の国家予算が必要。
消費税で言えば、25%にしなきゃです。

 

金利を上げると、国家だけではなく
国民も破産者続出する。

住宅ローン6千万円を借入れ(35年払)の場合、
毎月の返済額は
 0.5%(現在の日本)=18万円
 6%  (現在米国)=40万円
金利が上がれば、住宅ローン破産続出。

「6%まで金利は上がんないよー」
と言うあなた、
日本のバブル期の住宅ローン金利はMAX:9%。
6%は1990年頃の、実際の日本の金利

金利上げると大変だけど、
でも物価が上がって、給料が上がって、会社が発展する。
わかってるけど、、、
借金が多いと、
金利UP=経済対策の基本さえできないのです。

 

 

②円の価値低下
国債=借金とは、日本の実際の実力以上に、大量のお金を発行すること。
 70兆円(税収)しか出まわっちゃいけないのに、
 40兆円(国債)水増しして、110兆円で国家運営。
こんなこと、50年間続けてる。

と、
本来の実力よりたくさんのお金が流通
=円の価値低下=物価高。

円を必要以上にたくさん発行するので、円の価値が低下。
これがインフレ。だから円安。
これ、かなり重要なのに、まだあまり語られていない。

 

③日本企業の価値低下
借金大国の日本。
しかも少子化(=労働力不足、買う人がいない=売れない)
そんな国に、投資したいですか?

日本企業が安売りされ始めています。
東芝(家電など)、シャープ、日産、三菱自動車
ラオックス(家電量販)、中外製薬、、、
今や外国企業。

 

後編では
④格付け低下
⑤日銀保有だから関係ない
の2つを説明しますね。