日本の貧困化② ~かんたん・給料が上がらない理由~
「日本の給料が安過ぎ。諸先進国の半分?!」
の報道が増えた。
景気回復で一番簡単なのは給料UP。
一方経営者は「給料UPなんて無理」と必ず。
「従業員がかわいい、守りたい」
と本気で考える経営者が多いのに、なぜ給料UPしないのか?
この理屈がわからず、ただ昇給を訴えても、
経営層は、あなたに呆れるだけ。
経営者が給与UPできない理由は2つ。
①高いと売れない
「あのスーパー、牛乳も卵も高い」
と聞いて、
あなたは「悪い店」という印象では?
デフレ日本。
安いのが正義、高いのは悪という発想がこの30年で醸成。
だから企業は売価を上げられない。
→企業努力(徹底的なコストカット)
→さらに企業努力(仕入れ先再検討=品質低下)
→この繰り返し
従業員の給料を上げるなんて夢のまた夢。
②内部留保
今の140円台(円安)と比べ、
2010年前後、1USD=76円まで上がった(円高)当時、
日本では外国製品:ALL半額セール
海外では日本製品:ALL2倍。
日本は輸出=海外に物を売って利益を出す国。
日本企業の多くは円安より、円高が辛い。
そしてコロナ。ビジネスが止まった。
これら経済の波があっても、企業は給料や家賃は発生。
その対策が内部留保。
あなたがコロナ失業してないのも、内部留保のお陰。
アメリカ、シンガポールなど、高給料の国の多くは、
簡単に社員クビがOK=コロナ禍は大量解雇。
簡単に社員クビNGな日本、
内部留保ナシで、社員の安定雇用はできません。
物価高。海外は値段がx2など当たり前だが、
内部留保のおかげで、日本の物価高は緩やか。
お気づきですかね、
海外:経済の波ごとに急な物価高、大量解雇。
国民は経済的にも自立、自分で一生涯の資産管理。
日本:経済の波が来ても物価高・解雇は小規模。
国民は経済が苦手、現金命。企業にすがって生きる。
①②が主な理由で、企業は給料UPできません。
内部留保する企業=悪の扱い。
こうして労働者・経営者は、お互いの考えに溝が深まり、、、
日本のマスメディアは偏重報道を信じたら、
世界的にはどんどんアホになる。
グローバル化が進んでいるのに、
日本人はいつまでも経済が苦手、
でも外国企業・外国人は今や日本でも必須。
つまり、我々は一生、搾取されるだけの働きアリ人生。
そうこうしてる間にデフレは進み、
日本品質が徹底的に落ち、海外企業にも見捨てられ始めた。
日本はもう最終段階。
次回はそんな話を。