『風の谷のナウシカ』、言わずと知れた宮崎駿の出世作。
映画は、あなたも1度は観たでしょう。
私が好きなのはマンガ(徳間書店/全7巻)。
森林文化・民俗学・土着宗教をこう描くかっ!
そういう知識がある人に読んで欲しい作品。面白いです。
新型コロナの対策生活。そして花粉症の季節。
どちらも『風の谷のナウシカ』を思い出すのは私だけ?
■風の谷のナウシカ
外出するときは、専用の強いマスク。
家に帰ったら、まず体中の瘴気をはらい落とす。
瘴気は、腐海の森が生み出す。
かつての自然環境への、人間による乱開発が原因。
今や人間は、瘴気に怯えながら生きてゆく。
腐海が悪者と広く考えられているが、
実は腐海の最終形では、清浄な環境を生み出している。
■新型コロナ対策
外出するときは、布より強い不織布のマスク。
家に帰ったら、まず体中のウィルスを洗い流す。
ウィルスは、野生動物が生み出す。
かつての野生動物の生活圏への、人間による進出が原因。
今や人間は、様々なウィルスに怯えながら生きてゆく。
野生動物が悪者と広く考えられているが、
実は自然の一員として、美しい生態系を担っている。
■花粉症
外出するときは、布より強い不織布のマスク。
家に帰ったら、まず体中の花粉をはらい落とす。
花粉は、杉や檜が生み出す。
かつて無計画で歪んだ、人間による一斉植林が原因。
今や人間は、様々な花粉に怯えながら生きてゆく。
一斉林が悪者と広く考えられているが、
実は雑木林化して、世界最高の生態系になりつつある。
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いつの間にか、制限の多い生活が当たり前。
家に帰ってマスク外すときの安堵感。。。
私達はもう、SFだと思っていた世界に住んでますね。