山口達也、酒気帯び運転再逮捕のニュース。
「断酒するって言ったのに」
「マトモな酒量じゃない」
「仕事もしないで」
など、極めて批判的。
コレにはモノ申したい。
アルコール依存症はアルコールに支配され、別人になる。
「じゃぁ酒なんか飲むな、断酒したんだろ」
と聞こえそうだ。
依存症は脳を支配する。
判断をするのは本人ではなく、アルコール。
アルコールにとって都合の良い判断なら、
白い物が黒く見え、犯罪、暴力、親も子も関係ない。
ギャンブル依存、セックス依存、覚醒剤、、、
資金や場所が必要だったり、第三者が必要だったり、
社会が批判的。
アルコールは、いつでも簡単で安価に入手。
TVの酒のシーン、広告、オシャレな居酒屋、、、
社会が肯定的。
もっとも条件の悪い依存症がアルコール。
料理の『みりん』でさえ危険なのです。
なのに規制がゆるい。
先日、大麻で逮捕された伊勢谷友介の言うのは、
この点だけ見れば、正しい。
アルコール依存患者も、普段は普通。
多分、マジメな山口達也だったはずだ。
しかし日常生活は一般に厳しい。
内臓もボロボロだろう。
だから、アルコール依存は誤解されやすい。
「ナマケモノ、だらしない」
「自覚が足りない」
と言われ続け、
偏見との戦い、酒との戦い、自分との戦いが一生。
「数年間耐えても、たった一滴で元の木阿弥」
そんなコト、誰よりも本人が知っている。
それなのにマスコミは、
まるで自分は聖人君子のように、叱りつける。
大手事務所のタレントは擁護するくせに。
今回は飲酒運転=法律違反、
私も弁護するつもりはない。
でもアルコール依存になったら、
失敗を繰り返しながらしか、生きられない。
山口達也も、今回のことで、
また自分を責めて、責めて、責めるだろう。
40代以上のゲイにとって、
山口達也といえば、TVドラマ『同窓会』(1993年)。
三角(四角?)関係のバイ役、シャワーシーン・Hシーン満載♪
ちなみにドラマは偽装結婚・ウリ・不倫、、、と過激。
でも当時としてはホモ=イロモノ扱いでは無かった。
最近は『チャラいおじさん』でイマイチでしたが、
いつか名実ともにかっこいいおじさんになって、
戻ってきて欲しい。