お年寄りを考えるシリーズで、前回、
『お年寄りの社会保障が手厚すぎる。
若者が搾取され過ぎる、なのに黙ってる。
その原因には、若者が選挙に行かない事もある』
と書きました。
今日はお年寄りのマナー、その背景について。
先月、家の近くのスポーツジムの会員になった。
大手チェーンよりも、会費が2～3割高い。
「その分空いてるかなぁ～」と期待して。
4～5回行ったけれど、会員の殆どがお年寄り。
最初は気にしていなかったけれど、、、
・ストレッチエリアはいつも満員。
お年寄りは入念な準備と、世間話が必用なので。
・ランニングマシンは、殆どウォーキング。
走ってる俺は浮いた感じ。
・マシンを使った後、汗を拭く人は少ない。
・風呂場では、サウナから出てきた汗だくのまま湯船にドボン。
もちろん、全てのお年寄りのマナーが悪いわけではない。
ごく一部だ。
でも毎回毎回こんな光景。
高いお金払って、なんだかね。
・・・結局辞めちゃいました。
別の話。
私が通勤に使う電車は、整列乗車。
次の電車、次の次の電車で、別々に列を作ります。
このルールを知らないのかもしれません。
横入りする人をよく見かけます。
ほとんどがお年寄り。
電車に乗れば、携帯で会話、2席にまたがって座る、、、
もちろん若い人でも見かけますが、圧倒的にお年寄りが多い。
高速逆走など、こんなニュース、ザラですね。
5月3日には、63歳の男性が神戸三宮駅まで暴走運転。
63歳、犯人はだいぶ若い方でした。
例えば20年位前なら、年をとったら免許返納は普通でした。
しかし今は、老人ドライバーは多いですね。
年寄りの悪口大会みたいになりました。
気分を害した方、ごめんなさい。
肝心なのはこの先、その背景。
10年位前、現在の70～75歳くらいから、
年寄りが代わったと思います。
彼らは団塊の世代のすぐ上、
団塊の世代を管理して現代社会を作った世代です。
現代社会の特徴、色々ありますが、
『日本人が権利の主張をするようになった』
従来の日本文化では、有り得なかった発想です。
自分の権利を主張する。
年功序列から成果主義に移行させたのが、この世代。
とても重要な変化です。
然るべき権利があるのに、それを押し殺さなくてはならない
従来の日本の村落共同体思想のほうが、私は苦手です。
そう考えると、ココまで私がマナー違反と言ってきた
年寄りの態度は、とても正しいのでしょうか？
・お金を払ってるんだから、好きなマシン・場所を好きなだけ使う
・使った後の汗を拭くなんて習慣、昔はなかった
あるいは
・整列乗車なんか昔はなかったから知らなくて当然
・この電話は、孫からの電話だから特別扱い、電車内でも出ないと
・車がないと生活できない。自分だけは元気。
これをマナー違反と呼ぶのか、権利と呼ぶのか。
ジェネレーションギャップ？
常識の基準が人によって違っていただけの問題かもしれない。
これが行き過ぎるとどうなるか？
クレーマーです。
周囲の状況、慣習、他の人の権利を無視して、
自分の権利だけを主張するのがクレーマー。
現に、お年寄りのクレーマー、すごく増えていますよね。
「だからって、横入りがマナー違反じゃないの？」
私も悔しいですが、
お年寄りとの常識のズレ、
どちらが正しいかを追求するのは愚問。
年寄りという、なんとなく目上な社会的地位を手に入れ、
価値観が凝り固まって頑固にもなる。
これまで生きてきたプライドもある。
万一犯罪を犯そうと、安定収入が確約されていて、
自分から頭を下げる必要が無い。
そんな状況で、「正しくない」と言われても、
直そうとする年寄りは、少ないでしょう。
我々は、見て見ぬふりするしかありません。
こんな横暴な状況で、我慢する。
若者の中から爆発する人が続出して、
年寄り批判が一般化したり、年寄り狩りなんかも、
そろそろ出るだろう、前回も書きました。
さて、LGBTsとしての視点。
この年寄り天国な状況が通用するのは、
子供や孫に囲まれて、安定した年金がある年寄りだけです。
LGBTsはどうなのか？
家族のいない孤独な独居老人が、
何かをホザいても、誰も相手にしません。
配偶者が居なければ、年金額も少ない。
特にこれからは孤独死が増えます。
孤独死の後片付けを迷惑がられて、
独居老人がないがしろにされることも多いでしょう。
LGBTsは、最後まで周囲と差別されながら生きるのです。
悔しいですが、事実です。
そのための準備は2つ。
『シッカリ貯金』
『周囲とのコミュニケーション』
しっかりお金をためて、惨めな老後を迎えない。
積極的に周囲と協調・調和をして謙虚に生きる。
ゲイに関して言えば、どちらも苦手ですね（笑
「そっか、こんどこそ真剣に考えよ」
と言いながら、明日には忘れてるのがゲイ（笑
そろそろ、ちゃんと人生設計しましょ♪
